■出来事の差
なのはちゃんVSフェイトちゃんの最終決戦が事件解決後に変更されていました。
これによって前後の出来事に差が出ています。フェイトちゃんがなのはちゃんの想いに答えを出したのは事件解決後、なのはちゃんの手を取ったのも事件解決後。です。
あと、「名前を呼んで?」のシーンも変更!(小説版では内容そのものはカットですた!ちょっと残念だ!)
読む前はユーノ君と出会うとこから決着までを書いているものなのかな?と思ってたんですが、全然違いました!小説版「魔法少女リリカルなのは」は、本編では書ききれなかったこと、表現しきれなかったことをかいたものです。それでもすっごい面白くて、感動して、ニヤニヤ(笑)しますた!!
■第1章「高町なのは」
決戦をひかえたなのはちゃんがメインの章。アリすず、ナイスミドルドライバー鮫島の出番もあり、聖祥小3人組が好きな自分にとってはもうこれだけで500円の価値あり!!(おいおい
魔力測定をしたなのはちゃん。見事にばらっばらな数値!!いいねー小さななのはちゃんの魅力のひとつ!運動音痴!そして固定砲台!あのひらっひらなBJのどこにそんな防御力があるのか自分は気になります。てかさわりたry
フェイトちゃんとクロノ君は得意分野こそあれどバランス型みたいですね~!やー偏りのあるなのはちゃん萌え…。
■第2章「フェイト・テスタロッサ」
決戦を控えたフェイトちゃんがメインの章。なのはとどうやって決着をつけようか、これから自分はどうすればいいのか、どうしたいのか…思い悩む!む!寂しげなフェイトちゃんです。無印フェイトちゃんって今のフェイトさんと全然違いますよね。まあ根本は同じなんですけど、無印半分見てからsts見ると同一人物だと思えない(笑)
なのはやフェイトの為に、むちゃくちゃやっちゃってたリンディ提督。なんだかんだ言って一番かっこいいのってリンディさんなんじゃないか?と思ってしまうほどの自由さ・無茶っぷり!そして常に笑顔で自分が無茶やっていることを相手に悟らせないその強さ!!…はやてとリンディさんってなんか似てません?家族に対する愛情とか気配りとか場の雰囲気を和ませてくれるとことか…。いいよなあリンディさん…。
優しい使い魔アルフ。アルフ可愛いよアルフ!!!フェイトのために、フェイトのために!!くっそう!ちょっとぶっきらぼうなとことか、フェイトには激アマなとことか萌えるんですけど!!実は家事・書類偽造が得意ってこともポイント高いぞ☆←なんのだよ
■第3章「プレシア・テスタロッサ」
もうさ!!!この章はさ!!涙無しには読めませんよ!!!
本編を見ただけだと「プレシアさんは自分が起こした失敗に愛娘を巻き込んでしまい、その娘の為に狂ってしまった可哀想な人、そして一途な人」って印象でした。
違ったんだよ!そんなのは脇田の勝手な思い込みで、プレシアさんが起こしたと記録上残っている事故は、プレシアさんのせいなんかじゃなかったんだよ!!
仲間に愛され、やんちゃな娘と、同じくやんちゃな飼い猫リニスと一緒に、幸せな毎日を送っていたプレシアさん。そんな中始まったプロジェクト。上層部の勝手な注文に翻弄され、派遣されてきた奴に全て指揮され、歯向かうものは飛ばされる、そんな劣悪な職場で、プレシアさんは頑張っていました。利益や効率を追求し、安全確認もまともに行わない者たちに変わって、仲間を守るために安全を確認し、中途半端になった仕事をすべて片付け…。そして愛娘の為になるべく早く家に帰ろうとする…そんな、愛情と優しさにあふれた母親がプレシア・テスタロッサという人でした。
しかし、事故は起こってしまいました。プレシアさんのせいではなく、適当な開発を進めた上層部のせいで。これだけならプレシアさんはそいつらを怨んだはず。でも、プレシアさんには直前に1つの選択肢がありました。開発は振り出しに戻るけど、安全は保障される選択が。でも、それをプレシアさんは選ばなかった。結果として実験は失敗し、近くに住んでいたアリシアは…。
全ての責任を押し付けられてプレシアさんは中央を去り、そしてアリシアを蘇生させるため研究を始めたのです。たったひとりで。後悔と自責の念に捕らわれながら…。
もうさ!!!なんなんだろう!!社会の馬鹿!!!としか若い自分には言えないです。
プレシアサアアアアアアーーーーーーーーーン!うわーーーーーん!
プレシアさんはとってもフェイトさんのお母さんでした。そっくりです…悲しいくらい、そっくりです。
これをなんで本編でやってくれなかったんだよ!自分は誤解してました!!なんて、なんて優しい人なんだあ!
この辺のことを少しでも劇場版で描いてくれることを脇田は期待しています!!
■第4章「リニス」
無印ss2の延長のような印象を感じました。優しい使い魔リニスと、ちいさなフェイト、アルフ、そして狂ったプレシア。複雑な家庭がそこにある!!
リニスってアリシアの飼い山猫だったんですよー?自分はそのへんからプレシアさんが拾ってきたとばっかり…。そしてプレシアさんがリニスを使い魔としたのはアリシアのためだった、と。
うぐう…!もうテスタロッサの人たちやさしすぐる……!!
リニスはアリシアを失う前のプレシアさんそっくりです。やっぱりプレシアさんの使い魔なのです。
…アルハザードに、たどりつけているといいな。そこで3人で、幸せに笑いあっているといいな。そして、いつかフェイトさんがプレシアさんたちに再会する、そんな未来があったらいいな…。
■第6章「決戦」
熱いなのはとフェイトの一騎打ち!熱血魔法バトルの原点ここにあり!!小説のいいところって文章で細かく魔法・戦闘状況について説明してくれるとこにもありますね!発射弾数の設定やシークエンス、なのはちゃんのむちゃくちゃな魔法作戦、フェイトちゃんのスピード感のある戦闘。デバイス達のマスターへの深い愛と信頼…。なのはで二次創作してる自分にとってはもう面白くって面白くって!!!
展開の主流は変わりません。最後はなのはちゃんのSLB☆で決着!!でも本編よりなのはちゃんのSLBのスケールが!ヤヴァイ!!なにがヤヴァイって???そりゃなのはちゃんの集束技術が半端ないとこですよ!!反則だ~!(笑)AAAランクでS以上の技術ですよ?かっこいいいいいいいいいいいい!!!そんなむちゃくちゃななのはちゃんが大好きだーーー!!
あと戦闘を楽しんでるフェイトちゃんの描写もよかったですね~!いいなあ、こんな好敵手、ライバルとしてのなのフェも…!大人なのフェイにはない良さがここに!!正面からぶつかって、わかりあおうとする…不器用だなあ☆←キモい だがそこがまた可愛いのはみなさん知ってますよね!!わかります!!
そんでもって、戦闘中の緊張感があるようでないなのはちゃんとフェイトちゃんの会話…!可愛すぎて電車内でニヤニヤしちまったぜ!!絶対周りの人に「…怪しい…」「きも☆」「きっと官能小説をよんでry」とか思われていたに違いないですね!!仕方ない!可愛すぎる二人がいけないんだ!←責任転換
この章は、本編と逆でなのはちゃんをお姫様だっこするフェイトちゃんも見れて、なのフェイスキーそしてホクホクですー!
とまあまとまりのない感想を書いてみました。
一つ、いえることは……まだ買ってない人買って!!脇田にだまされたと思って!!500円だし、同人一冊と同じ値段ですので!!自分はなんでもっと早く買わなかったんだ!!って思いましたよ!それほど良かったんです~!